最近サボり気味のウォーキングをする為に実家の近くを通りました。
ずっと体調が良くない父のことが気になり、実家に立ち寄ってみました。
すると母が玄関まで出てきて、雲行きの怪しい顔をしています。すぐに良くないことを察しました。
どうも、ちょうど病院へ行く準備をしていたところだったようです。
やはり体調が優れないらしく、定期の通院ではないけど病院へ行くようです。
このまま入院になるのではないかと、案じていると、案の定入院を勧められたみたい。
でも、今はコロナの関係でその病院、周辺病院全て病室が満室らしく、空いていないようです。
なので、家に帰ってくることになりました。
母も、父には入院するよりも家にいることを望んでいます。
私も、今の状態で入院してしまったら帰ってこれるのか・・・。
入院したら今のコロナ禍。お見舞いも容易ではないでしょう。
元々亭主関白な父。
病気になってからは自分のことがままならなくなったので、今まで以上の亭主関白ぶりで、全て母に指図をするようになっています。母もそんな父に嫌気がさしているようでしたが、やはりさいごまで家に居て欲しいとのことです。
ここ最近食欲、体力共に落ちていて病気も進行しているので、あまり動けない状態です。
なので、父が1日のほとんどをベッドで生活が出来るように家の中の一室をその仕様に変える必要があります。
トイレへ行くのも一苦労。息切れがしてトイレまでの道のりも遠いようです。
なので、介護用品店へ行って、たちまち尿瓶、ポータブルトイレ、車イスを私は見に行きました。
すると、そちらの介護用品店の方が、介護認定を受けたら、ポータブルトイレは通常の1割の値段、車イスもレンタルで通常のレンタル料の1割の値段で借りることが出来るとのことでした。まずは住まいの市役所へ問い合わせることからということで、一旦家に帰ってそのことを父と母に伝えてまたどうするか決めることにしました。
父は家が一番大好きな人です。
こまめな性格なので退職してからは家の中もマメに掃除をしたり、収納の工夫をしたりして、家が見違えるほど綺麗になっていってました。
庭の花の手入れや畑仕事にも精を出していました。
ウォーキングも好きです。でも、今の体はその全てのことを許してはくれません。
そんな父が、家で生活するのに快適に過ごせるようにいろいろなものを移動して、ベッドを据え置く部屋を1部屋確保しなくてはなりません。
後日、母と私の仕事がお休みの日に合わせて一緒にいろいろなものの移動、それらを収納する棚を組み立てることにしました。
一緒に生活する母は、今まで以上に大変になることは目に見えています。
母まで倒れてしまってはいけない。
私も時間がゆるす限り父のところにいて、少しでも母の力になり、父の不安を和らげるようにしようと思いました。
ふと、昨年の今頃は父も息苦しいとはいうものの、畑仕事やウォーキングも出来ていたのに・・・。と、思い返してみたりします。
食も細くなり、だんだんと小さくなる父。今では私よりもほっそりしています。
最近は私が実家に行くと、帰り際にいつも「ありがとう」と父がいいます。
私は父にいくら「ありがとう」と言っても伝え足りない。
でも、今からでも1つでも多くの「ありがとう」を伝えたいです。
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